今回は雑記です。
2017年10月29日、以下のインターネット記事を読みました。
私の意見を最初に書きます。
〇飛行機旅行はできる限りするべきではない。
〇もし飛行機旅行するとしても、陸地でつながっているところを選ぶべき。
こういうことって正解はないので、あくまで一個人の意見としてとらえてください。
それでは、こう思った経緯をお話ししたいと思います。
なぜ旅行を避けたほうがいいと思うのか
私は旅行好き、そして男性ですので出産する側ではありません。
私のような旅行好きの男性の立場の方の話を聞くと、
多くは「安定期なら大丈夫じゃないの？」というコメントを受けます。
女性からもそんなコメントをもらうこともあります。
私も旅行はしたいです。
それが仮に夫婦で過ごす最後の旅行になるとわかっていれば、
余計行きたい気分になるでしょう。
妊婦さんが旅行することに、特に反対はありません。
基本的には適度な運動をしたほうがいいですし、
マタ旅をする方は余裕を持ったスケジュールを組むでしょう。
計画した通りに問題なく旅行できれば、何も問題ないんです。
私が気にしているのは、旅行スケジュールに余裕があるかではなく、
「万が一の場合を想定しているか？」です。
過去の旅先での経験談
万が一のことを心配するようになった、ある出来事がありました。
数年前、親2人と1歳の子供1人、家族3人で沖縄へ旅行に行きました。
宿泊したのは、沖縄本島の中部にあるリゾートホテルです(ホテル名は忘れました)。
私はいつも子供を遊ばせるのが担当なので、
ロビー階にある30畳ほどのキッズスペースで遊ばせます。
ホテルではハイハイできる場所が少ないから、こういったスペースは貴重ですよね。
しばらくすると、1歳児を連れたパパがやってきました。
子供は元気に遊んでいるのに、パパは下を向いたままため息ばかり。
とても気になったので、ちょっと話しかけてみました。
すると、出会ったパパは堰を切ったように話し始めます。
・安定期となった妊娠6か月の奥さんと一緒に、東京から3泊4日の沖縄旅行にきたこと。
・1日目に沖縄へ到着早々、奥さんの体調が悪くなったこと。
・病院へ行ったら切迫早産の恐れにより、そのまま入院となったこと。
・胎児が成長して出産できる頃(9か月頃)までは飛行機に乗れない(東京へ帰れない)こと。
・お互いの両親は地方にいて、1歳児を預けられる環境にないこと。保育園には入っていないこと。
・パパは数日後には仕事があるために東京へ帰らないといけないこと。
旅先のため、近くに相談できる相手がおらず、パパさんは相当たまっていたようです。
涙をこらえているようにも見えました。
私には話を聞いてあげることしかできませんでしたが、口に出して話したことで、ちょっと落ち着きを取り戻したようです。
このパパは、きっと家族でいろいろと考えて、安定期というものを信じて計画を立てたんだと思います。
ただ、旅行の計画はちゃんと立てれていても、「万が一」は想定していなかったようです。
途方に暮れたパパさん、この後の話は残念ながら聞いていません。
何とかなったといいんですけど。
沖縄での一件から私の考えの変化
この出来事に遭遇したころはマタ旅という言葉はありませんでしたが、当時私はマタ旅賛成派だったと思います。
でも、沖縄でこのパパと出会ってから、飛行機でしか帰れないマタ旅は我が家は絶対にやめようと決め、実際にやっていません。
もちろん、飛行機に乗っても何もないかもしれません。
でも、沖縄で会ったパパさんのように、奥さんだけが沖縄に取り残されるってことはできるのでしょうか。
沖縄にいる入院中の奥さんの世話は？
東京にいる仕事中の1歳児の世話は？
もし、入院となっても、対処できるようにシュミレーションができていればいいのかもしれません。
例えば、沖縄に家族がいるとか。保育園の延長保育の時間に帰ってこれるとか。
私はシュミレーションしてみましたが、東京と沖縄を行き来するのは絶対無理だし、いきなり保育園を探すのも困難、という結論に至りました。
数ヶ月とはいえ、パパだけで働きながら子供の面倒を見るのって、現実的には厳しいです。
北海道、本州、四国、九州は陸地でつながっていますし、飛行機以外に帰る手段はあります。そういった意味では、沖縄へ行くよりはまだリスクが少ないと思います。
どうしても行きたいのであれば、これらから選ぶべきですね。
最後に
これはあくまで男性から感じた意見です。
女性の意見は違うかもしれませんし、
男性でも違った意見の方もいらっしゃるかもしれません。
マタ旅は、子供が産まれる前にゆっくりと旅行できる最後の機会、というのも間違いじゃないと思います。
ですので、一切旅行するなとは言いませんし、
子供が産まれるとなかなか身動きが取れなくなるので、
行ける範囲で旅行したほうがいいと思います。
一方で、沖縄で大ピンチとなってしまった方に会った経験があるのも事実です。
もしマタ旅を計画される方は、もし何かあって帰れなくなった時のことも十分に想定して、旅行を楽しんでいただけたらと思います。
