JGC修行として、クアラルンプール国際空港(以下、クアラルンプール空港)へ行ってきました。細かいフライトは別の記事にしますが、今回のテーマは「クアラルンプール空港の乗継ぎ5時間でクアラルンプールのツインタワーへ行けるのか?」の検証です。
通常はありえない5時間のクアラルンプール観光。目的地としてはありえませんが、トランジットとしては参考になるかもしれません。
このハラハラドキドキ感を、実際に旅行した気持ちになって読んでみてください。
目次
フライトスケジュール
私の予約したフライトはこんな感じ。1泊?いやいや、日帰りです。こんなフライトを予約するのも、修行ならではですね。
便名 | 出発 | 到着 | |||
---|---|---|---|---|---|
2017年 5月中旬 |
JL723 | NRT | 11:20 | KUL | 17:45 |
JL724 | KUL | 22:50 | NRT | 6:45 |
予定時刻で、飛行機が到着して出発するまで5時間。
目指すは鉄道LRTのKLCC駅にある、ツインタワーです。
弾丸ツインタワー観光の検証
17:55 クアラルンプール空港到着
成田空港出発は予定より20分遅れの11:55。機内では、「離陸は8機目になります」との機長アナウンスがあり、30分程度の出発遅れのイメージです。
でも、飛んだ後は順調で、着陸は17:50、到着は17:55でした。クアラルンプール空港は滑走路からボーディングブリッジまでが近いからいいですね。
18:40 イミグレ通過
到着後はダッシュ、はしていませんが、急ぎ足。JALはクアラルンプール空港のサテライトに到着します。そこから、イミグレのあるメインターミナルへは無人運転の電車に乗ります。
電車の時刻表はありませんが、だいたい5~10分間隔でやってきます。
クアラルンプールのイミグレの審査官は気まぐれです。今までの通過実績はこんな感じ。
1回目:20名ほどの列。 ⇒ 2人の審査官で1時間。
2回目:10人ほどの列。 ⇒ 3人の審査官で5分。
さて、今回の通過はどうだったのでしょうか。
3回目:150人ほどの列。 ⇒ 3人の審査官で40分。
はい、3回目のイミグレにして、初めてこんな行列を見ました。この行列見て、市内観光はほぼ諦めたのですが、意外にもはけるのが早い。1回目に1時間かかったのと比べて、考えられないくらいに早いです。
18:40にイミグレを通過しました。
希望は18:20頃に通過したかったのですが、仕方ないですね。
19:00発のKLエクスプレスを目指す
クアラルンプールの到着ロビーからエレベータで降りて、KLエクスプレス乗り場へ。
電車に乗る前に、KLエクスプレスの購入方法をご紹介。
KLエクスプレスはKLIA(クアラルンプール空港)とKLセントラルをつなぐ、高速鉄道です。KLエクスプレスではキャンペーンをやっていて、MasterCardを使うとお得です。2017年6月30日までですが、3月の時点では2017月31日までだったので、随時延長されるのかもしれませんね。
割引条件はこちら(公式HPの和訳)
①公式HP(http://www.kliaekspres.com/)で購入、MasterCardで支払い。
②スマホアプリで購入、MasterCardで支払い。
③現地の自動券売機で購入、MasterCardで支払い。
私は当初、アプリで購入しようとしましたが、なぜかエラー。とりあえず、80RMであることは確認できます。
ということで、第二案の③自動券売機で購入しました。忘れずにMasterCardを持っていきましょう。MasterCardだと20%オフですが、それ以外のカードでも10%オフになるようです。
この自動券売機はクレジットカード決済しかできないので、ご注意を。
「Return Trip」、「Adult1」を選択。この画面では100RMです。
次に進むと、カードを選ぶ画面。まだまだ100RM。
下のカード読み取り機にMasterCardを通すと無事80RMになりました。
購入したチケットは感熱紙に印字されます。有効期限は1ヵ月なのですが、1ヵ月も持つのでしょうか?
はい、そんな心配は必要ありません。チケットはE-mailで送ることができるんです。自動券売機にアドレスを入力すると、1分ほどでPDFでチケットが添付されたメールが届きます。
前置きが長くなりましたが、KLエクスプレスに乗車します。
右が各駅停車のKLトランジット、左がノンストップのKLエクスプレスです。
KLエクスプレスのほうが早いですが、5分ほどの違いで一部を除き追い越しはないので、到着した電車に乗ればよさそうです。
19:00 KLエクスプレス乗車
電車が来ました。
車内はこんな感じ。高いからか、ラッシュ時間とずれているのかわかりませんが、車内は結構ガラガラでした。日本の新幹線/電車のように、一両単位でのドアはなくてすべてが続きになっているので、開放的な空間です。
19時は過ぎましたが、まだまだ外は明るいです。雰囲気もシンガポールとは違って、のどかな雰囲気です。
19:28 KLセントラルへ到着、LRTへ乗り継ぎ
KLセントラルに到着。急いでLRT乗り場へ向かう・・・・・つもりだったのですが、乗り場が全く分かりません。
LRTの案内表示がないんです。
両替所のおじさんに聞いて、細い通路を通った先とのことでした。あまりに急いでたため、写真はありません。
帰りは違う改札を通ってみたところ、こちらにはLRTの案内がありました。
私の目が節穴だったのだけかもしれません。
とはいえ、個人的な意見としては、もう少しわかりやすくしてほしいです。
無事にLRTの改札に到着。隣はKTMコミューターの駅でした。間違えて、そちらに乗ろうとしたのは秘密です。
自動券売機で乗車チケットを購入します。KLセントラルからKLCCへは2.4RMでした。
またもや写真がないのですが、自動券売機で使える紙幣は1RMと5RMのみです。
私は10RMしか持っていない。困ってカウンターへ行って10RMを見せると、1RM紙幣に交換されました。
両替してやるから券売機を使えということですね。(写真はKLCCのカウンターです)
チケットは、ICチップの埋め込まれたコイン「トークン」。乗るときはコインをかざし、帰りはコイン入れに入れて回収される仕組みです。
19:45 LRTに乗車
LRT乗り場がわからず、10分ほど無駄な時間を過ごしてしまいましたが、大体予定通りの時間にLRTに乗れました。
LRTは時刻表がないため、到着した電車に乗る、という感じです。
LRTに乗るときの注意点は、「目的地の先にある終点駅を確認」しておくことですね。
電車に乗り慣れている方は心配ないかもしれませんが、意外と目的地の「KLCC」しか覚えていなくて、ホームに「KLCC」の文字がなくて焦る、なんて話をよく聞きます。
今回乗るLRTの終点は「GOMBAK」駅。これだけ覚えておけば、KLCCは乗ってからの確認でOKです。
LRTの車内はこんな感じ。地下鉄なので、若干薄暗いですが、不穏な空気は感じられませんでした。もちろん、貴重品は肌身離さずですけどね。
19:57 KLCCに到着、ツインタワーへ向かう
KLCCに到着。乗車時間は12分でした。無印良品の広告を見ていると、ここは日本なのかと錯覚します。
路上では、焼きとうもろこしを売っています。時間があれば、食べたかった!
青いのは高級タクシーでしたっけ?伊勢丹前で客待ちしています。
外国のバスって、なんかいい。写真がブレブレですみません。
20:01 ツインタワー正面に到着
正面にやってきました。タワー前は公園になっていて、人がいっぱいいます。みなさん、観光客なのでしょうか。
ということで、ジャーン!!
やっとたどり着きました。
光がうまい具合にあたって、なんだかいい感じ。
20:12 LRT乗り場へ向かう
10分ほど前に到着したばかりですが、さっそく日本へ帰るため、LRT乗り場へ向かいます。名残惜しいので、去り際に1枚。
20:21 LRTに乗車
帰りは行きの繰り返しなので、時間が読めます。とはいえ、LRTは時刻表がないので、5分前行動です。
改札前に到着。
帰りのLRTは「KELANA JAYA」駅行きに乗ります。
チケットのコインを購入して、この電車に乗りました(写真はKLセントラルにて撮影)。だいたい、5分毎に走っているようです。
20:34 KLセントラルに到着
帰りは13分で到着です。
乗換え時間は6分しかありません。電車到着後は、階段を駆け下り、、、
KLセントラルの改札を出たすぐの案内板。やっぱり、KLエクスプレスの案内がない。。。
でも、すぐ前のコンコースに出て、左右を見渡すと、今度は案内がありました。行き方は分かっているとはいえ、案内があると安心しますね。
あと、ずっと思ってたんですが、空港関係は日本語表示が非常に多いです。日本人の来日が多いからなのかもしれませんが、マレーシアにちょっと興味がわきました。
20:40 KLエクスプレスに乗車
無事に目的の電車に乗ることができました。到着は21:08なので、チェックインカウンターに寄ってイミグレを通過しても、21:40にはラウンジに行けました。この時間のクアラルンプール空港のイミグレは待ち時間0分なので助かります。
弾丸観光まとめ
クアラルンプールの弾丸ツインタワー観光、いかがでしたでしょうか。
KLエクスプレスの時刻表は改札前の柱に貼ってありました。
でも、事前にKLエクスプレスの時刻を把握しておきたいですよね。
そんな時はKLエクスプレスのアプリをダウンロードしておきましょう。
日本からの往復としては通常ではありえない行動かもしれませんが、クアラルンプール乗継でヨーロッパやオーストラリア、東南アジアへ行かれる方にとって、実際にどの程度で往復できるのかの実証は参考になるかもしれません。
最後に、
今回は、日本で事前に検証して、戻ってこれることを確信しての行動です。
下調べなく行動すると、フライトに間に合わない恐れがあるので、ご注意ください。
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