ANAマイルを貯めて特典航空券を取る。
マイラーは特典航空券を取りたいからマイルを貯めてるんですよね。私もANAマイルを貯めています。一人旅でも使いますが、基本的には家族旅行へ行きたいから貯めてるんです。
もし、一人で旅行へ行くならファーストクラスやビジネスクラスで個室風でゴージャスな座席に座りたいですね。一方で小さい子連れの家族旅行なら、私は子供たちとの距離が近いエコノミークラスを敢えて選ぶことが多いです。例えば、香港だとビジネスクラス1人とエコノミークラス2人とが同じ40000マイル。人数が多ければそれだけたくさんのマイルが必要です。家族旅行をビジネスクラスかエコノミークラスかを悩んだときのことを記事に書いています。
このときはエコノミークラスだけで座席を確保するのは難しいと考え、ビジネスクラスとエコノミークラスの組み合わせも考慮に入れていました。でも、結果的にはエコノミークラスを5席抑えることができました。裏技を使った?いえいえ、特にすごい技は使っていません。すべてルールの範囲内ですが、ルールを100%生かすにはちょっとした知識とコツが必要です。ただ、コツを上手く使っていると、知らぬ間に裏技を見つけてしまうことがあります。
この記事の前半では、基本的な知識とコツについてまとめました。そして公判では、私がエコノミークラスを予約したときに発見した、裏技をご紹介します。家族5人以上では特典航空券が取れないとあきらめていたあなた、この裏技は目にうろこですよ!きっとこの知識とコツ、裏技はビジネスクラスを予約するときにも有効だと思います。この知識とコツをぜひ自分のものにして、お得な海外旅行を楽しみましょう。
ANAマイルで特典航空券の基本情報
まずはANAマイルで利用できる特典航空券についておさらい。といっても、ここでは本当に基本的な内容だけを簡単に。もし特典航空券のルールは良く知っているよという方は、この段落は読み飛ばしていただいて構いません。
特典航空券にはANA便のみを使う①ANA国際線特典航空券とANA便以外を1社以上含む提携航空会社特典航空券の2つがあります。
もう少し細かく分けると、提携航空会社航空券の中に②スターアライアンスを利用する特典航空券と③スターアライアンス以外を使う特典航空券に分かれています。つまり、3つの種類があるということですね。
いずれもどちらもゾーン制を取っており、①ANA国際線特典航空券も②③提携航空会社特典航空券もほとんど同じです。
基本的なルールは公式サイトが十分にわかりやすいのでご覧ください。いろいろなブログでまとめられていますが、公式サイトを一度も読まずに家族分の特典航空券を取ろうなんて考えは甘いです。まずは公式サイトのルールをよく読みましょう。下に公式サイトのリンクを貼りました。
①~③の大きな違いをまとめると、こちらの2つですね。
- ①ANA国際線特典航空券はシーズンによって必要マイルが異なる
- ②スターアライアンスを利用する特典航空券は途中降機(24時間を超える滞在)が1回出来る
③スターアライアンス以外を使う特典航空券は単独1社のエアラインのみの行程にしなくてはいけません。
②スターアライアンスを利用する特典航空券の条件が最も緩いです。
羽田/成田空港の近郊にお住まいの方は①~③すべてを利用することができます。その他の地域の方は、東京乗り継ぎで①ANA国際線特典航空券や③スターアライアンス以外を使う特典航空券を利用するか、最寄りの空港から②スターアライアンスを利用する特典航空券で海外へ行くかですね。
一つ、注意しておきたいのは、特典航空券は便名ではなく運航エアラインに合わせて取ることになります。スターアライアンスの便名が入ったフライトではなく、どのエアラインが運航しているかということですね。
例えば、アライアンスは違いますが、名古屋ー成田空港間を飛んでいるJAL3084便。運航しているJALの他、7社のコードシェア便となっています。
全部で8社の便名が付いていますが、特典航空券を予約するときは、運航しているJALだけが重要です。まれにスターアライアンスとワンワールドとのコードシェア便がありますので注意してください。
知っておくべき基礎知識
一人で特典航空券を取る場合は、深い知識がなくても予約することができます。でも、何人かの予約を取りたいときは、下のことを知っておくと確実に有利です。
スターアライアンス各社のハブ空港(国際線)
利用するアライアンスのハブ空港を知っておくと、非常に有利です。特に特典航空券を検索するときは最強ですね。直行便、乗継便を調べるときに、とても役に立ちます。
もちろん、すべてを把握しておく必要はありません。特典航空券を検索する前に、日本と行きたい地域との間の空港を確認しましょう。
★マークはハブ空港より少し規模が小さい焦点空港です。
子会社もアライアンスへ加盟していれば、特典航空券を取ることができます。例えば、ANAウイングスやエアージャパンはANAの子会社ですが、独自にスターアライアンスへ加盟しているので、これらエアラインを予約することができます。一方で、ANAのグループ会社Peachなど、同じグループでもスターアライアンスに加盟していないエアラインは、特典航空券として利用することができません。
本国にない焦点空港を知ること(重要)
特典航空券を何度か取ったことがある方は、スターアライアンスのハブ空港を覚えていると思います。覚えていなくても、フライトを調べるときに調査しますね。ANAの場合はHND、NRT、KIXがそれにあたります。
一方で、見落としがちなのは焦点空港。日本だと中部(NGO)。上海(PVG)と香港(HKG)へ毎日運航しています。(ITMとCTSは国内線としての焦点空港なので、ここでは省略します)
特に重要なのは、エアラインの本国以外の焦点空港。スターアライアンスの中では、エバー航空、ニュージーランド航空、ユナイテッド航空ですね。下の表に青字で分かるようにしました。これらの焦点空港からは本国以外へのフライト、いわゆる以遠権フライトが複数あります。台北桃園空港(TPE)からの経由便ですね。また、焦点空港は本国の拠点空港と同じレベルでラウンジに力を入れています。
例えばエバー航空はバンコク(BKK)の焦点空港があります。バンコクからはロンドンへ毎日、アムステルダムへは週3便、ウィーンへは週4便が飛んでいます。特典航空券で取れるか調べたところ、エコノミーのみ開放のようでした(ビジネスクラスはTPEからの経由便として予約可能)。BKKのエバー航空ラウンジはオシャレですよね。豪華なエバー航空ラウンジの様子はこちらからどうぞ。
ユナイテッド航空はNRTからBKK、HKG、ICN、SINへのフライトがありますね。
拠点空港、焦点空港をまとめました。辞書代わりにご覧ください。もちろん、これ以外に以遠権を使ったフライトはシンガポール航空のNRT-LAX間のように、たくさんあります。
アジア、オセアニア
ハブ空港、焦点空港 | アライアンス加盟の子会社 | |
ANA |
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アシアナ航空 |
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エバー航空 |
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中国国際航空 |
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タイ航空 |
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シンガポール航空 |
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ニュージーランド航空 |
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深圳航空 |
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エア・インディア |
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南北アメリカ
ハブ空港、焦点空港 | アライアンス加盟の子会社 | |
ユナイテッド航空 |
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エアカナダ |
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アビアンカ航空 | エルドラド国際空港(BOG) | アビアンカ・ブラジル航空 |
アビアンカ・エルサルバドル | エルサルバドル国際空港(SAL)
★フアン・サンタマリーア国際空港(SJO) ★ホルヘ・チャベス国際空港(LIM) |
La Costeña
ラクサ航空 TACAペルー航空 |
コパ航空 | トクメン国際空港(PTY)
★エルドラド国際空港(BOG) ★マナグア国際空港(MGA) ★フアン・サンタマリーア国際空港(SJO) ★ラ・アウロラ国際空港(GUA) |
ヨーロッパ
ハブ空港、焦点空港 | アライアンス加盟の子会社 | |
ルフトハンザ航空 |
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スカンジナビア航空 | コペンハーゲン国際空港(CPH)
ストックホルム・アーランダ空港(ARN) |
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オーストリア航空 | ウィーン国際空港(VIE)
★インスブルック空港(INN) ★グラーツ空港(GRZ) ★ザルツブルク空港(SZG) |
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LOTポーランド航空 |
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アドリア航空 |
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クロアチア航空 |
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TAPポルトガル航空 |
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スイスインターナショナルエアラインズ |
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ターキッシュエアラインズ |
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ブリュッセル航空 |
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エーゲ航空 |
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アフリカ
ハブ空港、焦点空港 | アライアンス加盟の子会社 | |
南アフリカ航空 |
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エジプト航空 |
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エチオピア航空 | ボレ国際空港(ADD) |
①初級編:目的地への直行便を探す
飛行機に乗るなら、やっぱり直接行ける直行便がいいですよね。検索方法は特典予約ー往復から出発地と到着地、日程を入れるだけ。
例えば、以下日程の2名で検索してみました。
検索区間:東京(TYO)-シンガポール(SIN)
旅行日程:2018年11月18日ー11月22日
検索すると、直行便が優先して検索できますね。ANA特典航空券かスターアライアンス特典航空券かは上部で選択することができます。
直行便を探す方法は簡単なので、ご自身で試してみてください。
②中~上級編:乗継便を探す
次に、直行便が見つからないときに使う方法、それは乗継便を探す方法です。
これは2つのやり方があって、一つは①初級編で紹介した往復を探す方法で検索することができます。ただ、この往復を探す方法の弱点として、ANAが指定した乗り継ぎ先のみが表示されます。例えば、以下日程の2名で検索しました。
検索区間:東京(TYO)-シンガポール(SIN)
旅行日程:2018年11月17日(土)ー11月21日(木)
①で検索した日程より1日前倒しですね。本当は土曜日に出発したかったんです。すると、スターアライアンス特典として、行きはソウル乗り継ぎ、帰りは香港乗り継ぎのみが検索できました。今回はこれで予約すればOKなのですが、本当にこれだけなのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。別の探し方として、複数都市・クラス混在で探す方法があります。赤枠で囲ったところをクリック。ログイン会員本人は後述。入力する内容は先ほどと同じ条件で検索してみます。
すると、先ほどより多くのルートがヒットします。この探し方だと、往復で検索するのと比べて、往復で見ることはできない反面、エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスすべての空席が一覧で見ることができます。今回はバンコク(BKK)経由を選択しました。
バンコク経由も問題なく検索できますね。
この複数都市・クラス混在で調べた場合、乗り継ぎ空港は仁川(ICN)、バンコク(BKK)、上海浦東(PVG)、北京(PEK)でした。これがすべてのルートなのでしょうか?いえいえ、乗り継ぎのルートはまだまだあります。往復で検索するよりは乗り継ぎできる空港を選べるのですが、他にも乗り継ぎできる空港があります。
スターアライアンス運航便のフライトを探すコツ
特典航空券の直行便が予約できなかったけど、乗継便でも海外旅行へ行きたい!
さて、どうやって乗り継ぎする空港を探したらいいのでしょうか。
①乗り継ぎ空港にスターアライアンスのハブ空港、焦点空港を選ぶ
一番簡単なのは上でまとめた「知っておく基礎知識」の「スターアライアンス各社のハブ空港や焦点空港」を選んで検索することです。
なぜなら、スターアライアンスのハブ空港や焦点空港であれば、必ずスターアライアンス運航便があるからですね。ラウンジが充実しているのもハブ空港の特徴です。
例えば、先ほどの例で東京からシンガポールへ行きたいとき、乗り継ぎ空港は仁川(ICN)、バンコク(BKK)、上海浦東(PVG)、北京(PEK)しか出てきませんでしたが、エバー航空の台北(TPE)も利用可能です。
こんな感じでTPE経由が予約できます。台北ーシンガポール間はエバー航空の長距離機77Wが飛んでいます。日本には77Wが就航していないので、乗れるのはうれしいですね。
②乗り継ぎ空港に出発地から目的地の間にある国の首都や主要都市を選ぶ
ANAのHPだけで空席検索をしていると、どうしても見落としがちなのがスターアライアンスに加盟しているエアラインが就航していない国です。スターアライアンス加盟のエアラインがない国にも、ANA便は飛んでいます。今回はシンガポールへ行くことを想定して検索しました。検索結果は2018年6月18日時点です。
例1:ホーチミンシティ経由
例えば、ベトナム社会主義共和国最大の経済都市で、人口800万人を超えるホーチミンシティ(SGN)。ここにはANA、シンガポール航空、タイ航空、中国国際航空、エバー航空、アシアナ航空、ターキッシュエアウェイズ、ニュージーランド航空とスターアライアンス加盟エアラインが多数就航しているので、ANAマイルで特典航空券を取ることができます。下のように、思わぬ形でビジネスクラスが4人分空いていることだってありますよ。
例2:ヤンゴン経由
ミャンマーの元首都であるヤンゴンは人口400万人を超える都市。ここにもANA、タイ航空、シンガポール航空、エアインディア、中国国際航空が就航しています。けっこう穴場なのでしょうか、直前開放なのか不明ですが、直前でもビジネスクラスを4席確保することができました。きっと、ANA特典航空券の検索ではシステム上乗り継ぎ空港として選ばれない空港だからでしょう。
注意事項
今回に限った場合の注意事項ないのですが、スターアライアンス加盟のエアラインがハブ空港としていない空港を利用するとき、特に注意しなくてはいけないのが乗り継ぎが簡単にできるかです。
有名なのは、中国の上海浦東空港ですね。スカイチームの中国東方航空以外のエアラインはすべて一度入国してチェックインカウンターで発券する必要があります。イミグレの大混雑を考えると3時間は余裕を持ったほうが良いでしょう。
また、ミャンマーのようにビザが必要な国も要注意です。ヤンゴンで24時間以内に乗り継ぎをするときは、トランジットビザを空港で発行できますが、それ以上の乗り継ぎのときは事前に観光ビザ(e-VISA)を発行する必要があります。こちらのHPでは日本語で予約できるので便利ですね。ANA特典航空券で選ばれないのは、観光ビザが必要だからなのかもしれませんね。
https://evisa.moip.gov.mm/index.aspx
ここで朗報、2018年10月1日から日本人は観光ビザが不要になりました。2018年9月30日までの入国にはこれまで通り観光ビザが必要です。
ANA特典航空券で5人以上の特典航空券を取ることは可能?
一人旅や二人旅なら、意外と空席を見つけることはできます。でも家族旅行となると3人、4人、場合によっては5人以上の空席が必要ですよね。果たしてそんなにたくさんの人数が取れるのでしょうか。
NGO発着のフライトは過去に調査
セントレア(NGO)発着のフライトの特典航空券開放状況は、過去に調査しています。ご参考にどうぞ。
この調査結果によると、ビジネスクラスは基本的に2席開放、ユナイテッド航空は4席、中国国際航空は9席以上開放していました。エコノミークラスは中国国際航空を除くとほとんどが4席でした。羽田発上海行きのANA便は5席以上を予約できるので、機材の大きさにもよると思います。
さて、5人以上で特典航空券を利用するにはどうしたらいいのでしょうか。大きく2つの方法があります。
CとYの2クラスに分けて予約する
一つ目は、ビジネスクラスとエコノミークラスに分かれる方法。例えば5人で旅行するとき、ビジネスクラス2席、エコノミークラス3席が空いていればいいんですよね。我が家は5人家族。同一クラスに乗ることをほぼ諦めて、この戦法を考えています。
家族旅行なのに飛行機が分かれるのはいや!!そのご意見はごもっとも。最初は私もそのように考えていました。ただ、東南アジアまでのフライトなら、5~6時間ほど。東アジアなら3~4時間です。
優先するのは、数時間の機内が一緒に居られることなのか、海外へ行った先なのか。どちらを重要視するかを考えることが大切ですね。小さな乳児がいるときは親が二人いないと不安ですが、小学生にもなれば分かれても大丈夫のような気がします。
飛行機は密室で移動する乗り物。どこかに迷子になることはありません。ということで最近の我が家は、機内が分かれてしまうだけであれば何とかなると判断しました。
予約の取り方、注意点
注意点としては、SFC会員(プラチナを取った翌年)とSFC家族会員(プラチナステータスなし)とでは、空席枠が異なります。ざっくりというと、ANA運航便を予約するときは、プラチナの資格を持っているほうが2席多いイメージです。
ではどのようにしたらよいのか。「ログイン会員本人は含まない」にチェックを付けてから空席検索を行いましょう。そうすると、平会員として検索できます。プラチナ会員としてビジネスクラスが2席、平会員としてエコノミークラスが3席の空席が確認できれば、予約できますね。
予約するときはこのような手順です。
①「ログイン会員本人は含まない」にチェックを付けて、平会員として予約する。
②(プラチナ会員として、)通常通りに予約する。
順序を逆にしてしまうと、プラチナ会員が平会員の枠を減らしてしまうことになります。絶対に順序を守りましょう。
同一クラスで多く開放しているエアラインを探す
もう一つの方法は5席以上の同一クラスを開放しているエアラインを探すこと。上で我が家は2手に分かれる話を考えていると書きましたが、当然のことながら同一クラスが最優先です。
5席以上開放しているエアライン
5席以上開放しているエアラインなら、当然ながら5人分の座席を予約することができますね。中国国際航空はビジネスクラスもエコノミークラスも9席開放しています。セントレア発着便は機材が小さいので、羽田や成田発着便の空席はもう少し多いかもしれませんが、少なくとも中国国際航空のビジネスクラスは特典航空券だけで座席の大半を埋めることができてしまうかもしれませんね。
中国国際航空を利用すると、北京経由、上海経由となりますが、5人以上を確実に抑えたいときは中国国際航空の選択肢もありだと思います。
空席が上限表示されているエアラインを狙う
上のセントレアの特典航空券の空席数調査で、ほとんどのエアラインで予約できる座席数は、ビジネスクラスが2席、エコノミークラスが4席だとわかりました。でも実はこれ、正しいようで正しくないんです。
これは裏技だと思いますので、ここまで読んでいただけた方へお伝えします。
例えばタイ航空。NGO-BKK間のフライトで表示されるエコノミークラスの空席は4席でした。でも、私は5席を予約することができました。こちらをご覧ください。日付は伏せてありますが、同一フライトのエコノミーで上は3席、下は2席です。
なぜ空席が4席しかないのに5席取れたのか?
これ、本当はエコノミークラスを3席、ビジネスクラスを2席取ろうとしたのです。
上でお伝えした手順通り、①平会員(ログイン会員本人が含まない)でエコノミークラスの3席を予約した後で、②本人がビジネスクラスの2席を予約しようとしたんですね。①の予約を終えて、②の空席を確認していたら、1席しか空いていないはずのエコノミークラスが2席空いていたんです。これは予約するしかない!と思って、②もエコノミークラスを予約。
当初の想定とは良いほうに違って、結果的に5人全員がエコノミークラスが取れてしまいました。
今回の発見は偶然から生まれた賜物。表示されないけど空席があるなんてどこにも書いていないので、裏技ですね。初めから裏技を狙って予約するのは危険ですが、「できたら5人で予約したい、でも2人と3人で分かれるのは覚悟している」家族なら、試す価値は十分にあります。
この裏技ができたのはタイ航空です。ANAや中国国際航空は5人以上表示される日本路線があるので、この裏技は使えないかもしれません。タイ航空のように、どの路線もビジネスクラス2席、エコノミークラス4席しか空席がない、というようなエアラインであれば、可能性があるかもしれませんね。
この裏技の手順をまとめると、こんな感じです。
①ビジネスクラスとエコノミークラスの合計空席数が、予約人数より多いことを確認する。
→最悪、このケースになりますので、確実に確認すべきです。
②最終的にまとめたい希望のクラス(私の場合はエコノミークラス)の空席表示が、上限数であることを確認する。
→1ヵ月程度、空席数を確認すれば大丈夫でしょう。
③上限となっている希望のクラスを平会員で予約する。
→ここも間違いなく「ログイン会員本人が登場しない」を選択しましょう。
④もう一つのクラスを検索する。空席があれば、ビンゴ!!
ちなみに、タイ航空の他路線ではA359のエコノミークラスが9席まで予約することができます。私が5席予約した後で、空席を確認したらあと4席の空席があったからですね。機材によって、または路線によって解放数が違うのかもしれません。
まとめ
今回はANAマイルで国際線、特に提携航空会社の特典航空券を予約するコツと裏技をお伝えしました。5人以上揃って飛びたい方にとって、この裏技は最強だと思います。諦めていたフライトが取れるかもしれませんからね。
今回はエコノミークラスで試しましたが、タイ航空のビジネスクラスでも同じことができるかもしれません。普通は自分の希望数が予約できたら、あとどれくらい予約できるのかなんて調べることはありませんから、こんな情報は出回らないですよね。
特典航空券を予約するコツについては、人数に関係なく使えると思います。ぜひ、活用してください。
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