香港国際空港には2つのアライバルラウンジがあります。
一つはキャセイパシフィックの「the Arrival Lounge」。もう一つはグローバルサービスエージェンシーの「Plaza Premium Lounge」。この2つを利用しました。同じフロアにあって、どちらも到着後に利用できるラウンジです。入室資格から内装まで、シャワー室についても違いがありましたので、両ラウンジについて比較してまとめました。
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香港国際空港アライバルラウンジの比較
先述の通り、香港国際空港にはアライバルラウンジが2つあります。ラウンジ内詳細の前に、2つのラウンジを比較してみましょう。
ラウンジ | Plaza Premium Lounge | the Arrival Lounge |
---|---|---|
管理会社 | Global Service Agenccy | Cathay Pacific |
営業時間 | 24時間営業 | 5時~24時 |
入室資格 | ・香港空港に到着し、 プライオリティパスを保有する本人 または本人と同行者 |
・キャセイのファースト及び ビジネスに搭乗した本人のみ ・マルコポーロクラブのゴールド以上の会員本人のみ ・ワンワールドのエメラルド会員で キャセイで到着した本人のみ |
入室に 必要なもの |
・航空チケットの半券 ・プライオリティパス |
・ファーストまたはビジネスに搭乗したときに渡されるラウンジ利用券 |
シャワー | 有(数不明、おそらく8室ほど) | 有(6室) |
ホットミール | 有 | 有 |
アルコール | 有 | 有 |
食事(セルフ) |
パン、サラダ、 フルーツ、ケーキ |
パン、サラダ、 フルーツ、ケーキ |
共用パソコン | 有 | 無 |
座席数 |
ソファー、テーブル、 カウンター含めて60席ほど |
ソファー:7席 テーブル:2席×3つカウンター:10席ほど |
特徴的な違いを簡単にまとめるとこんな感じ。
- 「Plaza Premium Lounge」のほうが広く、パソコンがある。
- 「the Arrival Lounge」はキャセイの上級クラスに搭乗した方しか入室できない。
この比較だけ見ると、なんとなく、Plaza Premium Loungeのほうが開放感があってよさそうですよね。
キャセイのビジネスクラスに搭乗しても、プライオリティパスを持っていたら、Plaza Premium Loungeに入室したほうがいいんでしょうか?それはラウンジ内を比較するとわかります。
それでは、ラウンジに潜入していきましょう。
2つのアライバルラウンジの場所
2つのアライバルラウンジはどちらも手荷物受取の後にあります。
香港国際空港は入国審査は1か所ですが、手荷物受取は到着便によって2か所に分かれています。
荷物を受け取るとそのまま出口に出るため、出口も2か所(A、B)になります。
AもBも到着ロビーとしては同じフロアになります。
私はBから出ました。写真の通り、Bしか案内がありません。Aは反対側になります。
Travelexの横を通過して、到着ロビーに出ました。
写真はロビーに出てすぐ左を向いた場面です。このまままっすぐに真ん中のオブジェに向かって歩いていきます。
オブジェに着きました。このオブジェの右奥にある、青い看板に向かって歩きます。
青い看板に到着。ここにはラウンジの看板がないですね。
目的地のラウンジに案内してくれるのは「Transport to Mainland」の看板です。
ここで右に曲がっていきましょう。
ちなみに、目的地と反対の左を見ると、エレベータと階段、でっかい屋根が見えます。
この上の階が出発ロビーですね。
ラウンジに向かいましょう。「Transport to Mainland」に向かって歩きます。
正面に下りのエスカレータと10段ほどの登る階段が見えてきます。
エスカレータの上に、ようやく「Lounge」が出てきました。
ちなみに、この階段を上ったところがエアポートエクスプレス乗り場です。
エスカレータを降りたところ。
正面が壁なので、なんとなく行き止まり感があって道を間違えていないかとドキドキします。
でも、ここにちゃんと2つのラウンジがあります。
ここから10歩くらい歩いた左手に「Plaza Premium Lounge」があります。
さらに10歩くらい歩くと、右手に「the Arrival Lounge」があります。
正確には「the Arrival」なのでしょうか。
とりあえず、「Plaza Premium Lounge」と雰囲気を合わせるためにLoungeを付けました。
「Plaza Premium Lounge」訪問記
訪問空港:香港国際空港
訪問日時:2017年1月5日 6時20分~7時20分
カウンターで航空チケットの半券とプライオリティパスを提示。私はアメックス発行のプライオリティパスを利用しましたが、アメックスの提示は不要でした。プライオリティパスのパスワードを入力して、入室。カウンターでは何も案内されなかったのですが、一応3時間制限のようです。
入口から撮影。
奥の座席に着席後に撮影。
サラダたち
シリアル
トーストはセルフで。画像が悪くてすみません。これ以外にクロワッサンがありました。
ドリンク、ヨーグルト、サンドイッチはこちらで。
こんな感じで食べました。
盛り付けのセンスに対する批判は受け付けしていませんのであしからず。
それでは、シャワー室に潜入。バスタオルはシャワー室の画面右上にあります。シャワー室は扉があります。
シャワーノズルは固定です。シャンプーとボディソープは据え置き型。
コンディショナーがないのは減点ですね。
アメニティ。綿棒があるのが結構うれしい。
「the Arrival Lounge」訪問記
訪問空港:香港国際空港
訪問日時:2017年1月7日 22時40分~23時40分
搭乗チケットと一緒に渡されるラウンジ利用券をカウンターで提出。
搭乗チケットも渡したが、見ずに帰されたので、ラウンジ利用券だけでもいいのかも。
ソファー席には数名がくつろいでいたので、食事するテーブル席のみ。
サラダとフルーツとシリアル。
見落としかもしれませんが、パンはなかったような。
「Plaza Premium Lounge」のほうが充実していますね。
デザートのケーキ。時間のせいか、ちょっと寂しいですね。
写真だけ撮影して退散するつもりでしたが、「食べますか?」と聞かれて、思わず「はい」と答えてしまいました。
頂いたのはエビワンタンです。香港市内で食べたのが最後だと思っていたのにまさかの再会!
味はまずまずといったところですね。
調理に10分くらいかかったので、時間がないときはご注意を。
続いてシャワー室。シャワーヘッドは手で持つことができます。
シャンプーとボディソープは据え置き型。ここもコンディショナーがないのが減点。
シャワーは上にもあります。最初は水が出てくることが多いので注意しましょう。
洗面は広くて使いやすそう。
歯ブラシや綿棒は「Plaza Premium Lounge」と同じですね。
ドライヤーも同じだったと思います。パワーがあって使いやすい。
個人的にポイントが高いと感じるのが、アメニティにJurliqueをそろえていることです。
オーストラリアのオーガニック系化粧品のメーカーですね。
この大きさで1本3000円くらいするのではないでしょうか。
過去に化粧品業界に関わる仕事をしていたので、こういったものはちょっと気になります。
「Balancing Foaming Cleanser」はクレンジングだと思います。
「Body Care Lotion」と化粧水の「Purifying Mist」はちょっと使ってみました。
使用感は資生堂など日本製にかないませんが、きっと効果は期待できるんでしょうね。
普段の使用頻度が低いので、一度試しただけの感想です。
@Jurliqueコスメで悪玉とされている石油系原料は当然使用していません。石油系原料が本当に悪いのかというと、天然系原料にも悪いものが多くあるんですけどね。
まとめ
香港の2つのアライバルラウンジを利用しました。
もしどちらも使えるとしたら、私はキャセイの「the Arrival Lounge」を使うと思います。
入室条件が厳しく空いていること、Jurliqueを使えるなどプライオリティ感を味わえるからです。
利用されている方も、私みたいにシャワーだけ浴びに来る人はいませんね。
「the Arrival Lounge」を利用するには、基本的にキャセイのビジネス以上に搭乗するか、エメラルド会員でキャセイエコノミーを利用するしか方法がありません。
最も利用しやすいのは、ブリティッシュエアウェイズのAviosを使った特典航空券を利用してビジネスクラスに搭乗する方法ですね。Aviosはイベリア航空を経由して購入することができます。
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