早朝に出発する飛行機に乗るとき、皆さんはどうしますか?
早朝から深夜までたくさんの飛行機が飛んでいます。
東京は始発が早く5時台には電車やバスが動くとはいえ、6時台に出発する国際線には到底間に合いません。
となると、空港近くに泊まるか空港内のホテルに泊まるか。はたまた空港に野宿するか。
いろいろな選択肢の中から、今回は「ナインアワーズ蒲田」を選択しました。
結論として、私はナインアワーズ蒲田にして正解だったと思います。
この記事では、羽田空港の前泊に決めた理由と、ナインアワーズ蒲田のレビューをしていきます。
目次
羽田空港の前泊はどこにする?
羽田空港の前泊の条件
羽田空港を前泊する目的は、早朝便に乗るからです。
前泊するホテルを決めるにあたり、私はこの条件を設定しました。
- 5時前に空港へ着けること。ホテル出発はできる限り遅く、早くても4時以降。
- 横になって寝られること。布団は必須。
- 予算は5000円。希望は4000円以下、移動込み。
仕事で乗るなら、迷わずに国際線ターミナル内にあるロイヤルパークホテルに泊まるでしょう。
以前宿泊したことがあります。とても快適なホテルでした。
このホテルに泊まるデメリットは高いこと!
日によって異なりますが、15000円~20000円ほどかかります。
私が宿泊した時も16500円でした。
これは明らかに予算オーバーですね。
前泊の候補
羽田空港の前泊として利用できるホテル候補を一通り挙げてみました。
概ね高い順に上から並べています(ファーストキャビンは別)。
- 空港内ホテル(ロイヤルパークホテル、ファーストキャビン)
- 空港島周辺ホテル(エクセルホテル東急)
- 大鳥居駅周辺ホテル(東横イン、JALシティ、変なホテル)
- 蒲田駅周辺ホテル
- 大江戸温泉物語
- 国際線ターミナル野宿
価格や立地によっていろいろと選べるのが羽田空港のメリットですね。
ナインアワーズ蒲田は条件を満たすのか?
ナインアワーズ蒲田は私自身が設定した3つの条件を満たすのか?
結論から言うと、ばっちり満たしました。
カプセルホテルということで、騒音が少し心配でしたが、偶然なのか全く気になりませんでした。
1.ホテル玄関を出発したのは4時25分。
到着は4時55分。羽田空港には5時前に到着しました。
2.カプセルホテルは部屋ではないものの布団&シャワー完備。
新しいカプセルホテルなので、全体的にきれいなのもGOOD POINT。
3.宿泊費は、移動込みで3340円でした。楽天トラベルだと前精算で追加料金なし。
2019年中はオープン記念セールを実施していてお得です。
そもそも、ナインアワーズ蒲田ってどんなところ?
ナインアワーズ概要
ナインアワーズを一言でいうと、新感覚のカプセルホテル。
カプセルホテルに間違いはないのですが、カプセルホテルお馴染みの大浴場やサウナがありません。
宿泊前のシャワーなど1時間、睡眠7時間、出発準備1時間の合計9時間を限定して、快適に過ごしていただくというコンセプトのカプセルホテルです。
出張や旅行、あるいは残業。都市の宿泊に必要な機能とはなんでしょうか。古い一日から、新しい一日へのリセット。そこには、3つの基本行動が存在します。汗を洗い流す。眠る。身支度をする。私たちは、この3つの行為を時間に置き換え、1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)としました。この最もシンプルな宿泊の概念を基に、「9h」は都市生活にジャストフィットする宿泊の機能と、世界に類を見ない新しい滞在価値を提供します。
宿泊に余計なものをそぎ落とし、必要なものを充実させたカプセルホテルということですね。
こちらにナインアワーズさんを取材された記事がありますのでご覧ください。
[nlink url="https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190227-00000025-zdn_mkt-bus_all&p=1"]
ナインアワーズ蒲田概要
ナインアワーズ蒲田は、2018年7月27日オープン。
ナインアワーズとして8号店です。成田空港徒歩0分にもナインアワーズがありますね。
ナインアワーズ蒲田の外観はこちら。
到着も出発も真っ暗だったので、昼間の明るい写真はありません。
ナインアワーズ蒲田は5~7階が男性、8~11階が女性のカプセルルームフロアとなっています。
女性をメインターゲットにしているところが、男性をターゲットにする普通のカプセルホテルと違いますね。
たしかに、1階ですれ違った宿泊者は、女性のほうが多かった気がします。
所在地はこちら。蒲田から400mと徒歩圏内です。
ナインアワーズ蒲田基本料金
ナインアワーズ蒲田は1泊4900円から。
ただし、楽天トラベルなど旅行サイトを利用すれば、3000円前後で宿泊することができます。
私は最寄のセントレアから飛行機で羽田空港へ行き、ナインアワーズ蒲田をトランジットホテルとして利用しました。
今回の宿泊記は、羽田空港を出発してナインアワーズ蒲田に宿泊し、翌朝羽田空港へ戻るレビューをします。
羽田空港からナインアワーズ蒲田への行き方
ここでは、ナインアワーズ蒲田への行き方をご紹介します。
都内からは蒲田駅から徒歩5分
ナインアワーズ蒲田の最寄り駅はJR蒲田駅。
JR蒲田駅から歩いて400m、6分程度です。
信号の数も少なく、ナインアワーズ蒲田が大通りに面しているので簡単に行けます。
もちろん、京急蒲田駅から歩くこともできます。
近くを歩いたことがありますが、概ね10分程度かかりました。
羽田空港からナインアワーズ蒲田へ
ナインアワーズ蒲田の最寄り駅はJR蒲田駅。
羽田空港から京急に乗って、京急蒲田から歩くことも可能ですが、おすすめは路線バス。
割と近くまで行くことができます。交通系電子マネーはすべて利用可。
私はトランジットでしたので、この方法を利用しました。
羽田空港第1ターミナルでのバス停は16番。蒲田駅&大森駅行きです。
空港発の時刻表はこちら。20~30分に1本走っています。
蒲31番バスが、最もナインアワーズ蒲田に近いバス停に停まります。
約200m、徒歩2~3分ですね。
ちょっとわかりにくいので、GoogleMapを片手に向かいましょう。
蒲田駅からでも大して変わらないので、自身のない方はJR蒲田駅から歩いてもよいです。
蒲田駅行きのバスは1時間に6~10本走っているので安心です。
運賃は大人280円、小児140円。交通系ICカードは端数割引。
24時以降の出発便のみ深夜割増運賃大人 560円、小児 280円です。
早朝の羽田空港へは路線バス
トランジットで宿泊する多く01500010120190201の理由は、早朝のフライトに乗ること。
5時に羽田空港へ到着するバスは蒲30番羽田空港行き。あやめ橋バス停から発車します。
距離は150m、徒歩2分で着きますね。
料金は大人 560円、小児 280円。交通系ICカードだと端数割引。
早朝割増し料金ですが、早朝に空港へ直接行けるバスとしては安いくらいです。
蒲30バス時刻表を貼っておきます。最新版は公式サイトでご覧ください。
ナインアワーズ蒲田宿泊記
外観、チェックイン
ナインアワーズにやってきたのは23時。
あたりは真っ暗です。左に見えるのはBOOK OFFですね。
入り口から。1階にはチェックインカウンターとフリースペースがあります。
飲食やパソコンはこちらでどうぞ。
多くの方がデスクを利用されています。
料金は前払い。
注意事項の説明を受け、タオルや室内着を渡されます。
私はナインアワーズ蒲田を楽天トラベルで予約、前払いしました。
2019年12月31日まで、オープン記念価格として平日は2500円から、休日でも3600円からと公式サイトよりもかなりお得です。
1階以外は完全に男女別フロア
男女共用スペースはここまで。
ここからは、エレベータを含めすべて男女別になっています。
ロッカーとカプセルが別のフロアなので、男女別の構造はうれしいですね。
フロア構成はこちらのように分かれています。
男性 | 女性 | |
シャワー、ロッカー | 4階 | 3階 |
カプセル | 5~7階 | 8~11階 |
ロッカー&シャワールーム
男性用の4Fロッカーはこんな感じ。
鍵はQRコード読み取り式となっています。
チェックインカウンターで渡されるので、なくさないようにしましょう。
下段は靴を収納。
カプセル内は土足禁止。室内用のスリッパへ履き替えます。
シャワールームも人がいなかったので撮影しました。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープは完備です。
きれいに保たれていました。
洗面台はこちら。
スタイリッシュで清潔、いいですね。
カプセルフロアへ
カプセルフロアへやってきました。
こちらはエレベータホール。
正面がトイレ、左がカプセルルームです。
こんな感じの配置です。
カプセルルーム内には、カプセルがずらっと並んでいます。
新しいのもあって、なんだかおしゃれですね。
カプセルは2階建て。私は1階を指定されました。
チェックイン時に要望すれば、上か下かを選べるようです。
カプセル内はいたってシンプルです。
100VのコンセントとUSBポートがありました。
スマホとカメラを充電するには十分ですね。
旅行に必携のモバイルバッテリーもこちらで充電できますね。
私は10000mAh程度のバッテリーを選ぶことが多いです。iPhoneが2回くらい充電できる容量ですね。
フロントで手渡されたアイテムはこちら。
まずはルームウエア。
タオル類。これをシャワールームへ持参します。
最後に歯ブラシ。
これもシャワールームか、エレベータホールの洗面台で使います。
こんな部屋で午前4時15分まで約5時間、しっかりと眠ることができました。
カプセルホテルはいびきがうるさいという話をよく聞きますが、私は特に気になりませんでした。
混雑状況によっても異なるので、こればっかりは運ですね。
まとめ
羽田空港の早朝便に乗るための前泊として、ナインアワーズ蒲田を利用しました。
羽田空港内のホテルを泊まれるのが一番良いのですが、空港内は高いのがネック。
それに比べて蒲田周辺はお値打ちなホテルがたくさんあります。ナインアワーズもその一つ。
女性専用のカプセルも多数あり、新しくきれいなカプセルホテルでした。
羽田空港での前泊でお値打ちに宿泊したいと考えている方、一度ナインアワーズを検討してみてはいかがでしょうか。
楽天トラベルを利用すると、羽田空港第1ターミナル内にあるファーストキャビンよりもお値打ちに泊まることができますよ。